一周忌

5/3は、彼女の一周忌だった。


とは、言いつつも5/8が命日なので、あまり実感がない…

久しぶりに彼女のお義父さんに会い、「毎月お墓参りにきてくれて有難う。」と、言われたときは、嬉しかったが、正直、自分が彼女にできることは、もうこれしかないのだ…


ただ、以前のように涙が出ることは無かった…

自分でも驚いているが、悲しくないわけでもなく、辛くなくなったわけでもないが、もしかすると、自分の中で切り替えることができたのだろうか…


良いのか悪いのか分からないが、なんだか寂しくなった…


一年というのは、色々節目となる。

彼女のことで、自分は、命について色々考えるようになった、、

あとは、運命とか、人が人を好きになって、その後どういう人生を歩んでいくのかとか…


答えは残念ながら見つからない…


彼女も、もしかしたら、自分と付き合わなければ、病気にならなかったのかも?

もっと幸せにできる人がいたのかも?

とか、答えのない、答えを求めてしまう…


あと彼女と僕には共通の友人や知り合いがいる。

彼女が亡くなり、その知人に伝え、みんな僕を心配するが、誰一人、お墓参りに行きたい。などを言ってくれたことがない…

非常に残念な気持ちになる…

無理に来て欲しい訳ではないが、そんなものなのだろうか…


ちなみに、自分がこのブログを始めて、一度も彼女の病名を言ったことがなかった。

それは、彼女への気遣いもあったが、もしかしたら、自分の中で整理がついてなかったんだと思う。


ただ、同じ病気の方に少しでも役立つならと広めたい気持ちがいっぱいあるので…


彼女は、乳がんでした。

2015秋の健康診断、マンモグラフィも受けたにも関わらず、健康との診断でした。

ですが、その一ヶ月後、シコリがあり、病院で検査したら乳がんと言われました。

それから治療をはじめ、2016年の夏に右乳房を全摘出し、一時は、完治したと思ったのですが、転移しており、その後の治療の甲斐もなく、2017年5月に42歳で旅立ちました…


発見から僅か1年半の出来事です。


彼女は、毎年検査をしてました。

それでも、こんなことがあります。


これを読まれた方で、少しでも、気になることがあれば、絶対に病院に行って、適切な処置をしてください!

彼女みたいに、少しでも悲しい結果にならないように…

最近また辛くなってきた…

なんだか辛いことが続いている…


気の持ちようと言われれば、そうなのかも知れないが…

彼女がいなくなって、間も無く一年経つというのが、やはり一番の要因なのは、わかってる。


いつものように彼女とのLINEを見ているが、去年の今頃は、ちょうど体調が日に日に悪くなっていて、メールの文章からも、伝わってくる。

ただ、その当時は、彼女の命が間も無く終わるなんて夢にも思ってないので、彼女の辛そうなメールに、励ましているが、どこかで、なかなか会えないことに苛立ちを感じていた…


なんて酷い彼氏なんだろうか…


もっと彼女の病気に向き合いっていれば良かったと、後悔している…


来週は、彼女が入院する前に最期に会った日がやってくる…


その日のことを、考えるとまた辛くなってしまうな…

11回目の月命日と、最期のデートの日

今日4/8は、11回目となる彼女の月命日。

それと同時に去年彼女とデートをした最期の日でもある…


正直辛い…

あれからもう一年になるのかと、頭の中がぐるぐるしてしまう


最期のデートのとき、もうすでに彼女は、辛そうだった。

ただ自分は、辛そうだなとは思っていたが、まさかそんなにも病気が進行しているなんて思いもよらなかった…

それが最期のデートになるなんて…


ただ、病気の進行のこと、これが最期のデートになることを知っていたら、どうなっていただろうか。

きっと取り乱して正気でいられなかったと思う…


いまは、その日のことを思い出し、彼女は辛いながらも楽しんでくれただろうか?

僕が彼氏で良かったんだろうか?

もっと何かできなかったんだろうかと、答えが出ない疑問が、留めなく出てしまう。

ただ間違いなく言えることは、自分は彼女を愛していたということ…


さっきお墓参りを終え、彼女と最期に食事した店で、いままさにお昼を食べつつ、このブログを書いている。


来月は、もう彼女の一周忌だ…